じつは歯ブラシにも寿命はあります。
歯ブラシは歯磨き後、毎回しっかり洗ったとしても、目に見えない細菌でいっぱいです。ブラシ部分に食べ物などが残っていると、さらに細菌が増殖してしまいます。歯磨き後は、できるだけ流水でこすりながらブラシについた汚れを落とし、風通しの良いところでしっかり乾かしましょう。歯磨きした後すぐに専用のケースに入れたり、ヘッドの部分だけキャップをするのは NG です。それでも細菌は残るので、1 か月に1回を目安に交換しましょう。
また、1 か月も経てば、歯ブラシは磨く効率も落ちてきます。毛先がしっかり揃った状態の歯ブラシに比べ、広がりかけた歯ブラシのプラーク除去率は 60% 程度とも言われています。たとえ十分に時間をかけて丁寧にブラッシングしたとしても、広がりかけた毛先では歯にしっかりとブラシが当たらず、口の中を上手に掃除できません。それどころか、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性もあります。お仕事で忙しい中せっかくしっかり歯磨きをしようと心がけているのに、同じ 10 分磨いてもらっても 6 分分しか磨けてなかったらなんだか損した気分ですよね。