どんな歯磨き剤を選ぶといいのでしょうか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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どんな歯磨き剤を選ぶといいのでしょうか?

どんな歯磨き剤を選ぶといいのでしょうか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

Q.どんな歯磨き剤を選ぶといいのでしょうか?

A.ご自身の目的に合った物を選びましょう!

歯磨き剤の選び方と使い方: 自分に合ったケアで口内環境を守る

日々の歯磨きで重要なのは、歯磨き剤の選び方とその適切な使い方です。

現在、歯磨き剤は多くの種類があり、それぞれ異なる目的や効果を持っています。

どの歯磨き剤を選ぶべきか、またその使い方に注意を払うことで、歯や口内環境をより良い状態に保つことができます。

歯磨き剤の歴史と進化

歯磨き剤は、昔は単に「歯を磨くためのもの」として、泡立ちの多さが重視されていました。

しかし、泡が多すぎると、磨いている部分が見えなくなり、歯磨きが不完全になってしまうと考えられていた時期もありました。

そのため、一部の時代では、泡立ちが抑えられた歯磨き剤が推奨されていたこともありました。

しかし、現在では歯磨き剤には、むし歯予防や歯周病予防、さらにはホワイトニングなど、口内環境を改善するために必要な成分が含まれているものが多くなっています。

また、泡立ちすぎない工夫や、優しい研磨剤の採用が進み、歯磨きに欠かせないアイテムとなっています。

しかし、誤った選び方や使い方をすると、かえって口内環境を悪化させる可能性もあるため、慎重に選ぶ必要があります。

自分の口内環境に合った歯磨き剤の選び方

歯磨き剤を選ぶ際は、自分の口内環境に合ったものを選ぶことが重要です。以下では、代表的な歯磨き剤の種類とその効果について説明します。

1. むし歯予防に効果的な歯磨き剤

むし歯を予防するためには、フッ化物を含んだ歯磨き剤が効果的です。

フッ化物は歯の再石灰化を促進し、プラーク内の細菌の活動を抑える働きがあります。

これにより、歯が丈夫になり、むし歯を予防することができます。

また、フッ化物が含まれた歯磨き剤を使用することで、歯を強化し、歯の表面を保護することができます。

一方で、強すぎる研磨剤が含まれた歯磨き剤は、歯のエナメル質を傷つける可能性があるため注意が必要です。

エナメル質が傷つくと、知覚過敏を引き起こす原因にもなるため、研磨剤の強さに注意しましょう。

2. 歯周病予防に効果的な歯磨き剤

歯周病の予防には、炎症を抑える成分や、血行促進作用、殺菌力の高い成分が含まれた歯磨き剤が効果的です。

歯周病は歯ぐきの炎症や出血を引き起こし、放置すると歯を失う原因となります。

歯磨き剤には、歯周病予防に特化した成分が含まれているものも多いため、歯ぐきの健康を守りたい方には、こういった歯磨き剤を選ぶと良いでしょう。

また、歯周病が進行すると、歯ぐきが退縮し、歯の根元が露出することがあります。

こうした状況には、研磨剤の入っていない歯磨き剤やジェルタイプのものを選ぶと、優しくケアができます。

3. ホワイトニング効果を期待する歯磨き剤

ホワイトニング歯磨き剤は、歯の着色汚れを取り除く効果があります。

これにより、歯本来の白さを取り戻すことができます。

ただし、これは歯を「白くする」ためのものではなく、あくまで着色汚れを落とすことに重点を置いています。

歯のホワイトニングを本格的に行いたい場合は、歯科医院での治療を検討することをお勧めします。

歯磨き剤に含まれる研磨剤や有効成分が、歯の表面をやさしく磨き、汚れを落とすことができますが、歯の色を劇的に白くするわけではないことを理解しておきましょう。

4. 歯根部ケアに適した歯磨き剤

歯周病や過度な歯磨きで歯ぐきがやせて、歯根が露出してしまった場合、歯根部のケアが必要です。

こうした場合には、研磨剤が含まれていないジェルタイプの歯磨き剤を選ぶと、やさしくケアができます。

また、歯根部はむし歯になりやすいため、高濃度のフッ化物が含まれている歯磨き剤を選ぶことも大切です。

5. 適切な歯磨き方法

歯磨き剤の使用方法も非常に重要です。

特に、フッ化物が含まれた歯磨き剤を使用する際には、すすぎ方に気をつける必要があります。

フッ化物を効果的に口内に留めるためには、すすぎは少量の水で1回だけ行うようにしましょう。

この方法によって、フッ化物が口内に長くとどまり、歯の再石灰化が促進されます。

もしもしっかりとすすぎたいという場合は、ダブルブラッシング法を試してみるのも一つの方法です。

まず、通常通り歯を磨き、その後しっかりすすぎます。その後、再度フッ化物が高濃度で含まれたジェルタイプの歯磨き剤を使い、ジェルを塗り込むようにして磨きます。

最後に、少量の水で1回だけ軽くすすぎます。

電動歯ブラシ使用時の注意点

電動歯ブラシを使用している場合、研磨剤入りの歯磨き剤は避けることをお勧めします。

電動歯ブラシは通常の手動ブラシよりも強い力でブラシを動かすため、研磨剤入りの歯磨き剤を使うと歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。

多くの電動歯ブラシのメーカーでも、研磨剤の少ないものを推奨しているため、説明書に従って適切な歯磨き剤を選ぶことが重要です。

まとめ

適切な歯磨き剤の選び方と使用方法を知ることで、毎日のセルフケアの質を高めることができます。

歯磨き剤は、むし歯予防、歯周病予防、ホワイトニングなどの目的に応じて使い分けることが大切です。

自分の歯や口内環境に合った歯磨き剤を選び、正しい方法で使うことで、健康な歯と美しい口内環境を保つことができます。

もし歯磨き剤選びに迷った場合は、歯科医に相談するのも良い方法です。

歯磨きは毎日行うものですので、正しい歯磨き剤を選んで、効果的なセルフケアを実践しましょう。

 

 

 

 

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