Q.歯ぎしりや食いしばりをしているかも」と歯科医に言われたけれど、家族に言われたこともないし自覚がありません。
A.そもそも約半数の方が無自覚です。わからないからといって放置しておくと大変なことになる可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりの場合、ギリギリ音がするタイプと音がしないタイプがあり、その割合は約半分ずつと言われています。
そのため歯ぎしり、食いしばりの自覚がないまま過ごしてしまい、「詰め物が何回もとれるな」「なんか治療した歯がすぐ壊れるな」「むし歯じゃないのにしみるな」などの、比較的地味な症状が長く続きやすいです。
原因はストレスとも言われていますが、いろいろな要素が複雑に絡み合って起きることもあり、まだはっきりとわかっていません。
少なくともこれ以上歯にダメージを与えないためにも、就寝時の歯ぎしりや食いしばりをしている方は寝るときに歯を守る「ナイトガード」の装着をお勧めします。
また最近コロナ禍でみなさんストレスがたまっているのか、日中に食いしばりをされる方も増えてきています。
人はボーッとしているとき上の歯と下の歯は噛み合っていないのが正常です。
何かに集中しているとき、顎にぐっと力が入ってしまい、食いしばっていることがあります。
食いしばりに力の強弱は関係ありません。当たっているだけで歯にはストレスなのです。
食いしばりはまずご自身で気づくところから始まります。
まずは1時間ごとにタイマーを設定して、タイマーが鳴るたびに自分が何かに集中して食いしばっていないかチェックしてみましょう。
以下のチェック項目に当てはまれば、歯ぎしり、食いしばりをしている可能性があるので一度歯科医院に行くことをお勧めします。
□ 朝起きると顎が疲れている
□ 歯がすり減り、光沢がある
□ 歯が欠けやすい、折れやすい
□ 舌や頰に歯の痕がついている
□ 知覚過敏がずっとある
□ 治療した物がよく壊れる
□ ぼこぼこした骨のでっぱりがある
気になる症状がございましたら、ご相談くださいませ。