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「1年間で歯医者にたくさんお金を使った…」
「インプラントや矯正って控除の対象になるの?」
こんな悩み、ありませんか?
実は、日本の医療費控除制度をうまく利用すれば、税金が戻ってくる可能性があります。
この記事では、歯の治療費に絞って「何が控除対象になるのか」「どう申告するのか」「注意点は?」まで徹底解説します。
✅ そもそも「医療費控除」とは?
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、所得税が軽くなる制度です。(給与所得者でも確定申告すれば使えます)
簡単に言うと、『 医療費が高くなりすぎた年は税金が戻る仕組み』というものです。
当然、歯科治療費も対象!ですが、何でもかんでもOKというわけではありません。
🦷 歯科治療費はどこまで控除できる?
国税庁の基準はこう説明しています
▶ 「歯科医師による治療または診療の対価」で「一般的な支出水準を大きく超えない部分」は医療費控除の対象になる。
つまりざっくり言うと、
✔ 必要な治療で
✔ 相場の範囲内の費用で
✔ 実際に支払った金額
は対象!
どんな治療が該当するのか、具体例で見ていきましょう。
📍 対象になる治療(基本的な例)
以下の歯科治療は、医療費控除の対象になります:
● 虫歯の治療
虫歯の治療費は当然、医療行為として対象。
保険診療・自由診療問わず、一般的な治療費なら対象です。
● 抜歯
痛みや炎症を抑えるための抜歯も医療行為なので対象です。
● 歯周病治療
歯ぐきの治療も医療行為なので対象。
● 被せ物・入れ歯
クラウン(被せ物)や入れ歯も治療の一環ですので、対象になります。
● インプラント治療
高価ですが、医療として必要な治療であれば対象です。
「一般的な支出の水準を著しく超えないもの」と判断される治療費は控除の対象になります。
❌ 控除対象にならない費用
いくつか注意が必要なケースがあります。
✖ 美容目的の矯正
「歯並びをキレイにしたい」「見た目をよくしたい」など美容目的の矯正は、原則 対象外です。
ただし、咬合機能を整える必要がある場合などは対象になる可能性があります。
✖ ガソリン代・駐車場代
歯科医院へ行く際のガソリン代や駐車料金は、医療費控除の対象外です。
ただし公共交通機関などの交通費は対象になります。
🧮 医療費控除の計算方法
医療費控除の計算は以下の通りです:
支払った医療費 − 保険金などで補填された金額 − 10万円(※)= 医療費控除額
※所得によっては「総所得金額の5%」が最低ラインになる場合あり。
例:
-
1年間の医療費:25万円
-
保険金などで補填:0円
-
控除対象:25万円 − 10万円 = 15万円
この15万円が「控除額」として税金計算に反映されます。
🚗 通院費も意外と重要!
国税庁では、通院費(公共交通機関に限る)も医療費控除の対象として認めています。
しかも、
✔ 同伴者の交通費も対象
です。
小さな子どもの付き添いで電車・バスに乗った場合、その費用もまとめて申告できます。
しかし、先述したように、
✖ 自家用車のガソリン代
✖ 駐車場代
は対象外です。
💳 歯科ローンで支払った場合は?
「高額治療を歯科ローンで支払った」場合でも心配いりません。
国税庁はこう説明しています:
👉 信販会社が代わりに支払った時点(治療契約成立年)の金額が医療費として扱われる。ただし、金利や手数料は控除対象外です。
つまり、
-
治療費本体 → 控除対象
-
ローン金利・手数料 → 対象外
という認識でOKです。
📅 申告の期間と注意点
🗓 いつ申告するの?
医療費控除は「確定申告」で申請します。給与所得者の場合でも、申告した年の翌年2月〜3月頃が期限です。
※昨今はe-Taxやマイナンバーカード対応で早めに申告できます。
📁 領収書は保存が必須
申告書提出の際、基本的には領収書を添付しませんが、提出後5年間は保管が必要です。
税務署から確認要請があった場合、提示を求められることがあります。
📍 医療費通知を使えば簡単
健康保険組合などが発行する「医療費通知」を使うと、明細書の記載が簡略化され、領収書保存が不要になる場合もあります(条件あり)。
🧠 よくある疑問(Q&A)
Q1:歯石取りやクリーニングは対象ですか?
→ 予防目的の処置は、基本的に控除対象外です。歯周病治療は対象です。
Q2:矯正治療は全部ダメ?
→ 美容目的は対象外ですが、医療上必要な矯正(機能改善・咬合改善など)は対象になります。
Q3:インプラントは高額だけど対象?
→ 一般的な治療費の範囲内であれば対象です。
📊 医療費控除の活用ポイント(まとめ)
| ポイント | ポイント説明 |
|---|---|
| 対象になる治療 | 医師・歯科医師による治療・診療 |
| 通院費 | 公共交通機関OK・同伴者も対象 |
| ガソリン・駐車場代 | × 対象外 |
| 自由診療 | 一般的な範囲なら対象 |
| 矯正治療 | 医療的に必要な場合のみ対象 |
| ローン金利 | × 対象外 |
🧠 最後に:税金が戻る可能性
歯科治療は、インプラントや矯正など高額な治療がある分、医療費控除で税金が戻る可能性も大きい制度です。
ぜひ上手に活用して、年末の負担軽減につなげましょう!





