むし歯の治療をしてから、噛み合わせに違和感があります。どうすればよいですか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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むし歯の治療をしてから、噛み合わせに違和感があります。どうすればよいですか?

むし歯の治療をしてから、噛み合わせに違和感があります。どうすればよいですか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

Q.むし歯の治療をしてから、噛み合わせに違和感があります。どうすればよいですか?
A.噛み合わせは0.01mmのずれでも違和感を覚える繊細なものです。ほとんどは一時的ですが長引くようなら再調整しましょう。

むし歯の治療後の噛み合わせの違和感について

むし歯の治療を行った後に、噛み合わせに違和感を感じることがあります。

これは、治療後に歯の位置が微妙に変わることが原因の一つです。

噛み合わせが悪いと、食事や会話の際に不便を感じるだけでなく、長期的には顎や体にさまざまな不調を引き起こす可能性もあります。

では、治療後に噛み合わせに違和感がある場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

噛み合わせは非常に繊細

噛み合わせというのは非常に繊細で、わずかなズレでも違和感を覚えることがあります。

実は、噛み合わせのズレは0.01mmという非常に小さな単位でも感じ取ることができると言われています。

これだけのズレでも、普段の食事や会話に支障をきたすことがあるのです。

例えるなら、髪の毛の太さが約0.025mm(25μm)程度であり、私たちの口の中はその半分以下のサイズのズレを感じ取ることができるということです。

髪の毛が口に入った時に何か違和感を感じることがありますが、これは非常に小さな物体でも口の中で検出できるためです。

むし歯の治療後に噛み合わせの違和感が生じる理由

むし歯の治療を行い、詰め物をした後、噛み合わせに違和感を覚えることがあります。

これは、治療で歯を削ったり、詰め物を入れた際に、その高さや位置がわずかに変わってしまうことが原因です。

歯は全体で均等に力がかかるように調整されているため、わずかな高さの変化でも全体のバランスを崩すことがあります。

例えば、1本の歯の高さが少しでも変わると、噛み合わせがズレてしまい、違和感を感じることがあります。

このような場合、歯科医による微調整を行うことで、問題が解消されることが多いです。

繰り返しの治療で噛み合わせがずれることも

さらに、部分的な治療が繰り返されることで、噛み合わせが少しずつズレていくこともあります。

このずれが積み重なっていくことで、最終的に大きな問題となることもあります。そのため、定期的なチェックと調整が重要です。

噛み合わせの不具合を放置するとどんな影響があるか?

噛み合わせの不具合を放置しておくと、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

例えば、顎に余計な力がかかることで、顎の筋肉に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。

これにより、顎の痛みや違和感が生じ、さらにひどくなると、頭痛や肩こり、首の痛みなどの症状が現れることもあります。

また、噛み合わせが悪いと食事の際に片方の歯だけで咀嚼してしまうことが多くなり、左右の筋肉に不均衡が生じてしまいます。

この筋肉の不均衡が続くと、顔の歪みや姿勢の悪化にもつながることがあります。

これらの問題を避けるためにも、噛み合わせの調整は非常に重要です。

治療後の違和感は一時的なことも

治療後に噛み合わせに違和感を感じることはありますが、ほとんどの場合、時間が経つことで改善されます。

特に治療直後は、歯や歯茎が過敏になっていることがあり、一時的に詰め物が高く感じることがあります。

この場合、少し経過を観察してみると、違和感が解消されることが多いです。

ただし、数日経っても改善しない場合や、痛みや不快感が続く場合は、再調整が必要なことがあります。

歯科医に相談し、適切な調整を受けることが重要です。

噛み合わせが悪い場合の対処方法

既に噛み合わせが悪くなっている場合、その治療には慎重を要します。

噛み合わせを安易に削ることは避けるべきです。

削る行為は元には戻せないため、慎重に調整を行う必要があります。

まず、歯科医が行うのは、噛み合わせをリセットするためのスプリント(マウスピース)の使用です。

このスプリントは、ほぼ24時間装着し続けることで、顎のこりをほぐし、現在の噛み合わせの状態をリセットする役割を果たします。

スプリントを使うことで、噛み合わせを再評価し、どの位置が最も自然で楽な位置かを診断します。

その後、顎のこりが解消され、理想的な噛み合わせが見つかった段階で、微調整を行います。

この調整は、歯科医が決めるのではなく、患者さんが感じる「楽な位置」を基に進められます。

患者さんが最も快適に感じる噛み合わせを見つけることが、長期的に見て最も重要です。

まとめ

噛み合わせは非常にデリケートで、わずかなズレでも不快感を感じることがあります。

むし歯の治療後に噛み合わせに違和感を感じることはよくありますが、ほとんどは時間とともに改善されることが多いです。

しかし、長引く場合や症状が強い場合は、早めに歯科医に相談することが大切です。

噛み合わせが悪くなった場合でも、無理に削ることは避け、スプリントを使った調整を行うことで、適切な噛み合わせを取り戻すことができます。

治療後の不具合を放置せず、必要な調整を行うことで、噛み合わせが整い、快適な生活を送ることができます。

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