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インプラントは「第二の永久歯」ともいわれるほど、しっかり噛めて自然な見た目の歯を手に入れられる治療法です。
でも、「実際どんな流れで進むの?」「どれくらい時間がかかるの?」という不安や疑問を持つ方も多いはず。
今回は、インプラント治療のステップと治療期間の目安を、わかりやすくご紹介します。
【1】初診・カウンセリング(所要:約1時間)
まずは歯科医院で、現在のお口の状態をチェックします。
🔍やること:
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問診・視診
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レントゲン・CT撮影
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治療計画や費用の説明
通院:1回
📌 ポイント:不安なことは遠慮なく質問を!
【2】精密検査・治療計画の確定(所要:30分〜1時間)
必要に応じて、さらに詳しい検査を行い、具体的な治療プランを立てます。
🔍やること:
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骨の量・質の確認
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治療スケジュールの決定
- サージカルガイドの型どり(埋入の際に使用する正確な位置や方向・深さを誘導するための補助器具)
通院:1回(または初診と同日)
【3】前処置(必要な方のみ/期間:1〜3か月)
骨が足りない場合などは、インプラントを埋め込む前に処置が必要です。
🧩よくある前処置:
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骨造成(GBR)→骨補填材と人工膜を使って骨の再生を促す方法
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歯周病治療→インプラント手術を成功させ、長持ちさせるためにも、手術までに歯周病治療を終わらせるのが理想です。
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歯肉の移植→インプラントの周囲の歯ぐきを強化、増加させ長期安定を図るために歯肉を移動させる方法です。
通院:数回
📌 口腔内の状態によってはインプラントオペと同日にする場合もあります。必要ない方はこのステップを飛ばせます。
【4】インプラント埋入手術(手術時間:約1時間)
いよいよインプラント(人工歯根)をあごの骨に埋め込む手術です。
局所麻酔で行うため、痛みは最小限です。痛み止めの処方もございます。
通院:1回+術後に消毒や抜糸、経過観察で1〜3回必要です。
【5】治癒期間(期間:2〜6か月)
インプラントと骨がしっかり結合するのを待ちます。
この期間中は仮歯や義歯で対応できることが多いです。
⏱ 骨との結合期間の目安:
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下あご:2〜4か月
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上あご:4〜6か月
通院:必要があれば経過観察で1~2回
【6】土台(アバットメント)装着と型取り
治癒後、歯ぐきを整え、人工の歯を支える土台(アバットメント)を取り付けます。
そのあと、かぶせ物(人工の歯)を作るための型を取ります。
通院:1~2回
【7】人工歯の装着
完成した人工歯を装着し、噛み合わせや見た目を最終調整して終了です!
通院:1~2回
⏳治療にかかる期間の目安
ケース | 治療期間の目安 |
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骨造成などが不要な場合 | 約3〜6か月 |
骨造成などの前処置が必要な場合 | 約6〜12か月 |
📝まとめ:しっかり治すには「時間」も大切
インプラント治療は1日で終わるものではありませんが、しっかりとした手順を踏むことで、長く使える健康な歯が手に入ります。
時間がかかるぶん、将来の安心感も得られる治療です。
治療の流れを知ることで、不安もぐっと減ります。
ひとまず話だけでも…という方は遠慮なくご相談くださいね。