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インプラント治療は、失った歯を補うための有効な手段ですが、すべての人が受けられるわけではありません。
年齢や全身疾患、骨の状態など、さまざまな要因が影響します。
以下に、インプラント治療を受ける際の条件や注意点について詳しく解説します。
✅ インプラント治療を受けるための基本条件
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顎の骨の健康状態
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インプラントを埋入するためには、顎の骨が十分に健康である必要があります。骨の量や質が不足している場合、治療が難しくなることがあります。
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全身疾患の有無
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糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患がある場合、治療のリスクが高まることがあります。これらの疾患がある場合でも、適切な管理と医師との連携により治療が可能な場合があります。
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年齢制限
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成長が完了していない未成年者や、過度に高齢な方では、治療が適さない場合があります。一般的には、骨の成長が完了した18歳以上の方が対象となります。
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🩺 年齢とインプラント治療
👶 未成年者(18歳未満)
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骨の成長が完了していないため、インプラント治療は推奨されません。骨の成長が続いている間にインプラントを埋入すると、骨の成長とともにインプラントが動いてしまう可能性があります。
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治療開始の目安:骨の成長が完了し、顎の骨が安定する18歳以降が一般的な治療開始の目安とされています。
👵 高齢者(70歳以上)
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年齢自体は治療の絶対的な制限要因ではありません。しかし、全身疾患や骨の状態、免疫力などが影響するため、慎重な評価が必要です。
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治療の成功率は、若年層と比較しても高いとされていますが、全身の健康状態や生活習慣が重要な要素となります。
🩺 全身疾患とインプラント治療
🩸 糖尿病
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1型糖尿病:免疫力の低下や傷の治癒が遅れる可能性があるため、インプラント治療は慎重に検討する必要があります。
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2型糖尿病:血糖値が適切にコントロールされていれば、治療が可能な場合があります。治療前に主治医と相談し、血糖値の管理が重要です。
🦴 骨粗しょう症
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ビスホスホネート製剤の服用者:これらの薬剤は骨の代謝に影響を与えるため、インプラント治療が制限されることがあります。治療前に医科と連携を取り、薬剤の使用状況を確認し、必要に応じて服用の中止や変更を検討します。
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骨密度の低下:骨の密度が低いと、インプラントの安定性が低下する可能性があります。骨密度を改善するための治療や、適切なインプラントの選択が必要です。
❤️ 心臓疾患
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心筋梗塞や狭心症の既往歴がある場合:手術中のリスクが高まるため、主治医と相談し、治療の可否を判断します。必要に応じて、心臓の状態を安定させてから治療を行います。
🧠 その他の疾患
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高血圧、貧血、免疫不全など:これらの疾患がある場合、治療のリスクが高まることがあります。治療前に全身の健康状態を評価し、必要な対策を講じます。
🦴 骨が足りない場合の対処法
インプラント治療において、顎の骨の量や質が不足している場合でも、以下の方法で対応可能です。
🧱 GBR(骨再生誘導法)
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方法:自家骨や人工骨を使用し、メンブレンという膜で覆って骨の再生を促進します。
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適応:骨の幅や高さが不足している場合に有効です。
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治療期間:再生には約4〜6ヶ月の期間が必要です。
🧱 サイナスリフト・ソケットリフト
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方法:上顎の上顎洞(じょうがくどう)を押し上げ、そのスペースに骨補填材を挿入して骨を再生させます。
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適応:上顎の骨が不足している場合に有効です。
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治療期間:再生には約6〜12ヶ月の期間が必要です。
🧱 ブロック骨移植術
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方法:自家骨や人工骨のブロックを移植し、骨の厚みや高さを増加させます。
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適応:大規模な骨の再生が必要な場合に有効です。
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治療期間:再生には約6〜12ヶ月の期間が必要です。
📝 まとめ
インプラント治療は、年齢や全身疾患、骨の状態などによって適応が異なります。
しかし、適切な評価と対策を講じることで、多くの方が治療を受けることが可能です。
治療を検討する際は、歯科医師と十分に相談し、最適な治療方法を選択することが重要です。