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マウスピース矯正の精密検査とは?
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使って歯並びを整える矯正治療です。
目立ちにくく、取り外しができることから、近年とても人気があります。
しかし、マウスピース矯正治療を安全かつ正確に進めるためには、治療開始前の「精密検査」がとても重要です。
精密検査では、歯や顎の状態を多角的に分析し、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立てていきます。
当院では、マウスピース矯正の精密検査として、以下の4つを行っています。
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レントゲン撮影(パノラマ・セファロ)
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CT撮影
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口腔内・顔貌写真撮影
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iTero(アイテロ)による3Dスキャン
今回は、それぞれの検査内容について詳しくご説明します。
① レントゲン撮影|歯や顎の基本情報を把握する
まず行うのが、レントゲン撮影です。
主に「パノラマレントゲン」や「セファロレントゲン」と呼ばれる撮影を行います。
パノラマレントゲン
パノラマレントゲンでは、上下の歯すべて、顎の骨、親知らずの状態、歯の根の形などを一度に確認できます。
肉眼では見えない歯の根の長さや向き、埋まっている歯の有無、過去の治療の影響なども把握することができます。
セファロレントゲン
セファロレントゲンは、横顔の骨格を分析するためのレントゲンです。
上下の顎の位置関係や成長バランス、歯の傾きなどを数値化して評価します。
マウスピース矯正は歯を動かす矯正治療のため、骨格的な問題がどの程度あるのかを事前に把握することが非常に重要です。
レントゲン撮影は短時間で終わり、痛みもありません。
被ばく量も最小限に抑えられているため、安心して受けていただけます。
② CT撮影|より精密に骨と歯の状態を確認
次に行うのが、歯科用CT撮影です。
CTでは、歯や顎の骨を立体的(3D)に確認することができます。
CTでわかること
・歯の根の位置や形
・顎の骨の厚みや幅
・歯を動かす際の安全性
・神経や血管の位置
マウスピース矯正では、歯を少しずつ計画的に動かしていきます。
その際、歯の根が骨の外に出てしまわないか、無理な動きにならないかをCTで確認します。
特に、抜歯を伴う矯正や、歯並びの乱れが大きいケースでは、CTによる精密な診断が欠かせません。
CT撮影も短時間で終わり、身体への負担はほとんどありません。
③ 口腔内・顔貌写真撮影|見た目と噛み合わせを記録
3つ目は、写真撮影です。お口の中の写真(口腔内写真)と、お顔の写真(顔貌写真)を撮影します。
口腔内写真
口腔内写真では、歯並びや噛み合わせの状態、歯の色や形、歯ぐきの状態などを記録します。
治療前の状態を正確に残すことで、治療の進行状況や変化を比較することができます。
顔貌写真
顔貌写真は、正面・横顔・笑ったお顔など、複数の角度から撮影します。
歯並びは口元や横顔の印象に大きく影響するため、顔全体のバランスを確認することが大切です。
マウスピース矯正では、「歯並びが整うことで、口元の印象がどう変わるか」も治療計画に反映させていきます。
写真撮影は、治療後の変化を実感していただくための大切な資料にもなります。
④ iTero(アイテロ)スキャン|型取り不要の3Dデジタルデータ
最後に行うのが、iTero(アイテロ)による口腔内スキャンです。
従来の粘土のような型取りは不要で、小型カメラを使って歯並びをスキャンします。
iTeroの特徴
・短時間でスキャン可能
・嘔吐反射が少ない
・高精度な3Dデータを取得
・治療後の歯並びをシミュレーション可能
スキャンしたデータは、専用のソフトを使って、歯がどのように動いていくのかを3Dシミュレーションとして確認できます。
患者さまご自身も、治療後のイメージを視覚的に見ることができるため、モチベーションアップにもつながります。
精密検査はマウスピース矯正成功のカギ
マウスピース矯正は、精密なデータに基づいて行う治療です。
レントゲン、CT、写真、iTeroスキャンという4つの検査を組み合わせることで、より安全で、より理想的な治療計画を立てることができます。
「マウスピース矯正に興味はあるけれど不安がある」という方も、まずは精密検査を受けることで、ご自身に合った治療かどうかを知ることができます。
ご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。




