仮歯にはどんな種類がありますか?どれを選ぶとよいですか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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仮歯にはどんな種類がありますか?どれを選ぶとよいですか?

仮歯にはどんな種類がありますか?どれを選ぶとよいですか?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

Q.仮歯にはどれくらいの種類がありますか?どれを選ぶとよいですか?

A.「プロビジョナルレストレーション」を知ってください。より精密な仮歯を作ることができます。

仮歯の種類と選び方:プロビジョナルレストレーションのメリットとは

仮歯とは、最終的な歯の治療が完了するまでの間、歯科治療の過程で一時的に使用される歯のことです。

通常、治療が終わった後に被せ物(クラウン)やブリッジ、インプラントなどが装着されるまでの間に、仮歯を使用して患者さんの口腔内を保護します。

仮歯は、見た目だけでなく、機能面でも重要な役割を果たします。

今回は、仮歯の種類と、特に注目されている「プロビジョナルレストレーション」について詳しくご紹介します。

1. 仮歯の主な種類とは?

仮歯にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴や使用シーンを理解することで、どの仮歯を選ぶべきかが見えてきます。

1.1 一時的な仮歯(歯科医が作成する仮歯)

歯科医がその場で作成する仮歯は、比較的簡単に作れるため、治療が早く進むというメリットがあります。

この仮歯は、最終的な被せ物やインプラントが完成するまでの期間を短縮する役割を果たしますが、精度や耐久性に限界があり、特に長期間使用する場合には不安が残ることもあります。

1.2 ラボ製仮歯(技工士による製作)

ラボ製の仮歯は、歯科医院で作る仮歯に比べて、精度が高く、見た目や機能性も優れています。

専門の技工士が製作するため、患者さんの口腔内にぴったり合う仮歯を作ることができるのです。

強度も高く、長期間の使用にも耐えることができます。

2. プロビジョナルレストレーションとは?

プロビジョナルレストレーションとは、精密な仮歯のことを指します。

この仮歯は、歯科医が患者さんの口腔内に合わせてその場で作成する仮歯とは異なり、専門の技工士が模型を使用して作るため、より精密な調整が可能です。

プロビジョナルレストレーションは、見た目や強度、適合性の面で優れた特徴を持ち、特に治療が長期化する場合や、前歯など精密な仕上がりが求められる場合におすすめです。

2.1 高い精度と強度

プロビジョナルレストレーションの最大のメリットは、精度の高さです。

歯科医がその場で作成する仮歯では、どうしても限界がありますが、プロビジョナルレストレーションは技工士が一から作り上げるため、歯型や噛み合わせを細かく調整することができます。

さらに、強度が高いため、長期間使用しても壊れにくく、安心して使うことができます。

2.2 本物そっくりな見た目

プロビジョナルレストレーションは、見た目も非常に美しく、天然歯に近い仕上がりになります。

歯科医がその場で作成する仮歯よりも、技工士によって製作されたものの方が細部まで美しく作り込まれます。

これにより、患者さんは治療の間、見た目に不安を感じることなく過ごすことができます。

2.3 噛み合わせの調整がしやすい

プロビジョナルレストレーションは、仮歯の段階で噛み合わせの調整をしっかりと行うことができます。これにより、最終的な被せ物が装着された後も、噛み合わせが自然で、違和感なく使えるように仕上げることができます。

3. プロビジョナルレストレーションの使用シーン

プロビジョナルレストレーションは、以下のようなケースに特におすすめです。

3.1 長期間の治療が必要な場合

治療が長期間にわたる場合、仮歯の精度が低いと患者さんの生活に支障をきたすことがあります。

特に、歯科治療が1ヶ月以上かかる場合、プロビジョナルレストレーションを使うことで、長期間安定した状態を維持することができます。

3.2 前歯の治療が必要な場合

前歯の治療は、見た目が非常に重要です。プロビジョナルレストレーションは、精密に作られるため、患者さんの自然な歯の色や形に合わせて仕上げることができます。

前歯の治療中も、美しい見た目を維持しながら過ごせるので、患者さんにとって心理的な負担を軽減することができます。

3.3 インプラント治療

インプラント治療は、一から新しい歯を作るため、自由度が高い治療方法です。

この段階でプロビジョナルレストレーションを使うと、仮歯を使って噛み合わせや形をシミュレーションできるため、最終的な歯の仕上がりを予測しやすくなります。

インプラント治療の成功には、このようなシミュレーションが非常に重要です。

4. プロビジョナルレストレーションのデメリット

プロビジョナルレストレーションは、精度が高く、長期間使用できるため非常に有用ですが、保険治療ではなく自費診療となるため、費用がかかる点がデメリットです。

また、シミュレーションができるという点では非常に有利ですが、患者さんの予算や治療の進行状況によっては、選択肢として適切でない場合もあります。

5. 最終的な被せ物への移行

プロビジョナルレストレーションで形状や噛み合わせの調整を行った後、最終的な被せ物(クラウンやインプラント)を装着することになります。

この段階では、仮歯の段階で調整した内容が反映され、より快適で自然な歯が完成します。

プロビジョナルレストレーションを使用することで、最終的な被せ物がよりフィットし、患者さんの生活の質が向上します。

6. 結論

仮歯の選択肢の中で、プロビジョナルレストレーションは特に高精度で見た目も美しく、長期的に使用することができます。

治療が長期間に及ぶ場合や前歯の治療が必要な場合、またはインプラント治療の場合には、プロビジョナルレストレーションを選ぶことを強くお勧めします。

ただし、保険適用外であるため、費用についても検討する必要があります。

治療の過程で最も重要なのは、患者さんの快適さと機能性を維持することです。

プロビジョナルレストレーションは、最終的な治療結果を最大化するための一つの有力な手段です。

以上の情報を踏まえて、ぜひ治療方法を検討してみてください。

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