大人の矯正あれこれ|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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大人の矯正あれこれ

大人の矯正あれこれ|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

「大人になってからの矯正は難しいのでしょうか?」

そんなことはありません、矯正はいつでも始められます。ただ、何のために矯正するかを明確にしてもらえたらと思います。

矯正の目的による分類

矯正には見た目をよくするだけの審美矯正と見た目もかみ合わせもよくする本格矯正があります。

審美矯正は主に前歯に用いられ、犬歯から犬歯までを整える目的で行います。また、矯正する時間がもったいないという方で健康な歯を削ってセラミックをかぶせるセラミック矯正もありますが、個人的にはお勧めしておりません。

本格矯正は様々な資料をいただき、患者様の骨格や上下のあごのバランスを見て3次元的にどこに歯を並べたらいいかを決めていきます。そのため、時間と費用はかかる傾向にありますが、長持ちしやすいのが特徴です。

矯正の装置の種類

芸能人などの影響もあり、大人になってから歯科矯正を行う方が増えています。子どもは歯が生え替わる時期や筋肉・骨格などの成長過程に合わせて矯正を行いますが、大人の場合はいつでも始めることができます。歯周病や歯並びの悪化により、40 代 50 代で矯正を始める方も珍しくありません。矯正にはいくつか種類があるのでご紹介します。

・ワイヤー矯正
みなさんご存じのいわゆる「ハリガネ矯正」です。歯にボタンのようなものを接着剤でつけて前に通したハリガネで引っ張ります。どうしてもむし歯になりやすいので必ず定期健診を受けてください。見た目がよくないところがデメリットですが、最近は白いハリガネやボタンも登場して目立ちにくくなってきました。

・アンカースクリュー
歯科用の小さなネジ(アンカースクリュー)を歯ぐきの骨に設置し、そこを固定源に歯を動かす部分的な矯正治療法です。従来の矯正に比べさまざまな弱点を克服し、短時間で効率的な治療が行えます。全体の矯正というよりは「ちょっと気になる部分があるから、ちょこっと治してみたい」という方にお勧めです。

・リンガルブラケット(舌側矯正)
歯の裏側に装置をとりつける矯正法です。周囲の目を気にせず矯正できる点がメリットです。ただ、どうしても装置が外れてしまいやすかったり、舌に器具が当たって痛いというような症状が出やすいです。また歯の動きにいろいろと制限があり、舌側矯正専門の歯科医以外はなかなか難しいと思います。よりきれいな仕上がりを求める方には外側の矯正をお勧めします。

・マウスピース
透明なマウスピースをほぼ1日つけて歯を動かしていく矯正方法です。よく「目立ちませんか?」と聞かれますが、全く目立ちません。また、治療の適応範囲も広くなりデメリットもかなり少なくなってきました。良くも悪くも取り外せてしまうのでご本人のモチベーションに依存してしまうのが難点です。

矯正歯科の選びかた

いまや一般の歯科医院でも矯正ができる時代になりました。ただし、矯正のことをわかっていない歯科医が矯正すると元の状態より悪くなることもあります。また、矯正歯科医によっても得意、不得意があります。「見た目はきれいに並んでいるが、奥歯が全然噛んでいない」「矯正したら歯の根っこが出てきてしみる」など、矯正がらみの訴えはよく耳にします。まずは目的を明確にし、それに合った矯正歯科を選びましょう。

矯正における抜歯

矯正を行う際、最も多く聞かれるのが「抜歯しないといけませんか?」というご質問です。
健康な歯を抜きたくないと思う気持ちは当然のことです。当院でも最小限の負担で最大限の効果を引き出す方法を提案してはいますが、抜歯・非抜歯については実際お口の中を見ないと判断できません。ただ、必ずしも抜歯しない矯正がいいとも言い切れません。
欧米人に比べ、アジア人は口に奥行きがないため、歯が重ねて生えている方も多いのです。この場合歯を抜かずに調整しようとすると、仕上がりが出っ歯になってしまう可能性もあります。もちろん抜かない矯正法ができないか検討はしますが、より確実な結果を求める場合は抜歯を推奨します。

矯正のメリット

矯正=見た目を良くするためと思われがちですが、他にもメリットはたくさんあります。

①歯並びが改善するとお手入れが簡単になり、むし歯や歯周病のリスクが低くなる
②ちゃんと噛めるようになり、栄養が十分に摂取できる。消化管に負担がかからない
③奥歯の負担が分散し、結果的にお口全体の寿命が延びる

④噛む能率が改善されて顎の負担が軽くなる
⑤からだのバランスが改善されて、運動パフォーマンスや筋力が発揮しやすくなる

なかなか目に見えない効果ばかりですが、どの項目も歯の寿命 100 歳を目指すうえで重要です。
矯正はいつでも始められます。気になったときが、そのタイミングかもしれません。コロナ禍のマスク生活の影響か、いま “ オトナの歯列矯正 ” を始める方が増えています。審美だけでなく、人生 100 年時代を見据えて噛み合わせを整える歯列矯正はいまから始めても遅くはありません。

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