歯と全身の関係⑥【逆流性食道炎と大腸がん】|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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歯と全身の関係⑥【逆流性食道炎と大腸がん】

歯と全身の関係⑥【逆流性食道炎と大腸がん】|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

逆流性食道炎と大腸がん

<連携>歯科⇔消化器内科

逆流性食道炎と歯の健康、大腸がんとの関連について

私たちの健康は、体全体にわたる複雑な相互作用によって成り立っています。

そのため、体の一部の病気が他の部分に影響を及ぼすことがあります。

逆流性食道炎や歯の健康、大腸がんの関連についても、これまであまり注目されていなかった部分に新たな知見がもたらされています。

今回は、逆流性食道炎と歯科的健康、大腸がんと歯科の関連について詳しく解説します。

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎(GERD: Gastroesophageal Reflux Disease)とは、胃酸や十二指腸の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激することで炎症やびらん(ただれ)を引き起こす病気です。

通常、食道と胃をつなぐ下部食道括約筋(LES)は、胃酸が食道に逆流しないように働いていますが、何らかの原因でこの筋肉が緩んでしまうと、胃の内容物が食道に逆流し、炎症を引き起こすことになります。

この病気は中高年男性や肥満の人、高齢女性に多いとされていますが、近年では若年層にも増えてきています。

逆流性食道炎の主な症状には、胸焼けや喉の違和感、飲み込みにくさなどがあります。

しかし、逆流性食道炎が原因で歯に影響を及ぼすことがあるという点については、あまり広く認識されていません。

逆流性食道炎と酸蝕歯

逆流性食道炎の患者さんの中には、酸蝕歯(酸蝕症)を発症している場合があります。

酸蝕歯とは、胃酸や逆流した胃の内容物によって歯が溶けてしまう状態のことです。酸が歯のエナメル質を溶かし、歯の表面が傷ついていきます。

特に、胃酸が頻繁に逆流する場合、歯の溶けるスピードが速くなります。

多くの逆流性食道炎患者さんは、酸蝕歯が進行するまでその症状に気づかないことがよくあります。

酸蝕歯は最初は軽度の変化に過ぎないため、自己診断が難しいことがありますが、放置すると歯が非常に弱くなり、知覚過敏や痛みを感じることがあります。

また、歯が溶けやすくなることでむし歯ができやすくなるリスクも高まります。

むし歯と酸蝕歯の違いは、酸蝕歯が直接的な虫歯の原因ではないものの、酸が歯の表面を弱くし、むし歯を引き起こす条件を整えてしまう点にあります。

逆流性食道炎患者の歯科受診の重要性

逆流性食道炎の患者さんは、定期的な歯科受診が特に重要です。

歯科医に相談することで、酸蝕歯が進行する前に早期発見し、適切な処置を施すことができます。

例えば、フッ素塗布や歯の保護剤を使用することにより、エナメル質を守ることができます。

また、逆流性食道炎を予防するために、生活習慣の見直しや食事内容の改善が必要です。

胃酸の逆流を防ぐためには、食後に横にならない、食事を小分けにする、脂肪分が多い食べ物を避ける、アルコールやカフェインを控えるといった方法が効果的です。

大腸がんと歯科の関連

一見無関係に思える大腸がんと歯の健康ですが、最近の研究によって、実は歯周病菌が大腸がんの発症に関わる可能性が示唆されています。

特に注目されているのが、「Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム)」という細菌です。

この細菌は、口腔内に存在する歯周病菌の一種で、大腸がん患者のがん組織と唾液に共通して見られることが分かっています。

研究によると、大腸がん患者の4割以上にF. nucleatumが存在していることが確認されています。

この細菌がどのようにして大腸がんの発症に関与しているのかは、まだ解明されていませんが、歯周病菌が腸内に移行し、炎症を引き起こすことが原因と考えられています。

口腔内の健康が全身の健康に重要であることを改めて認識させられる結果となっています。

歯周病菌の全身への影響

歯周病は口腔内での細菌の増殖が原因となりますが、その細菌は血流を通じて全身に広がり、様々な病気を引き起こす可能性があります。

最近の研究では、歯周病菌が心疾患や糖尿病、さらにはアルツハイマー病といった疾患にも関与していることが明らかになっています。

これらの病気が進行する原因の一つとして、歯周病菌が炎症を引き起こし、全身に悪影響を及ぼすことが指摘されています。

まとめ

逆流性食道炎や歯周病、大腸がんといった病気は、これまでそれぞれが個別に扱われてきました。

しかし、近年の研究により、これらの病気がどれも密接に関連していることがわかりました。

逆流性食道炎が歯の健康に与える影響や、歯周病菌が大腸がんの発症に関与する可能性が示唆されていることから、口腔ケアが全身の健康に与える影響がますます重要視されています。

これらの病気を予防し、早期発見するためには、定期的な歯科の受診とともに、生活習慣の見直しが大切です。

歯科医師と連携し、健康的な生活を送りながら、全身の健康を守るための取り組みを続けていきましょう。

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