歯並びが悪くなる原因は?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

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歯並びが悪くなる原因は?

歯並びが悪くなる原因は?|豊中市の歯医者・矯正歯科|エンパシーデンタルクリニック

お子さんの歯並びが気になる…というご相談が増えています。

お子さんのお口周りやお食事の様子、普段の様子を少しじっくり観察してみてください。

次のような症状はありませんか?

 

・お口がぽかんと開いている(口呼吸をしている)

・鼻が詰まっている

・いびきをかいて寝ている

・食べるときにクチャクチャと音がする

・爪や唇を噛む

・発音や滑舌が良くない

・頬杖をつく

・姿勢が悪い

 

お子様にこのような症状が見られる場合、お口周りの筋肉や顎の発育に何らかの問題があり、歯列不正や咬合不正の原因となっている可能性があります。

お口が開いているだけで?鼻詰まりが?姿勢なんて歯並びに関係あるの?と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、どれも大きく歯並びに関係しています。

①口呼吸(お口ぽかん)

人間は口でも鼻でもどちらでも呼吸をすることができるため、呼吸ができていたらどちらでも構わないのでは?と考える人もいるかもしれません。

人間の顎はお口周りの筋肉と舌の正しい位置でバランスを取りながら成長していくため、成長期に鼻を使わずに口で呼吸をする習慣がついてしまうと、顎の成長に大きく影響をもたらします。

 

舌の正しい位置ってどこ?

舌が上顎(スポット)に付いているのが正しい位置です。

舌が上顎(スポット)に付いていると鼻呼吸ができますが、舌が下がっていると口呼吸になってしまいます。

口呼吸をしていると上顎は十分に成長しないため狭くなり、下顎は下方向に成長して面長になってしまいます。

上下ともに顎が狭くなると歯の生えるスペースが減り、歯は重なるように生えてしまうので歯並びが悪くなる原因の1つとなります。

参考として、こちらのお写真をご覧ください。

右が姉のサマンサ、左が妹のケリー。

小さい時は双子に間違われるくらいそっくりだったそうですが、大きくなるにつれて顔立ちが変わっていきました。

右:姉サマンサはお口をぽかんと開けた【口呼吸】

左:妹ケリーはお口を閉じる意識をした【鼻呼吸】

姉のサマンサは妹に比べて鼻の下が長く伸びており、無理に口を閉じようとすると顎にうめぼしのようなシワが出来ています。

お顔の成長が正しく進むということは、整ったお顔立ちになるということがお分かりいただけるかと思います。

 

また口呼吸だと鼻呼吸のようなフィルターがなく、直接体内に雑菌やウイルスを取り込むため風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやすくなります。

口の中が乾燥して口臭の原因となったり、唾液による自浄作用も十分に働かず、雑菌が繁殖しやすい環境が作られむし歯や歯周病のリスクが高まります。

歯並びはもちろんですが、全身の健康にも大きな影響を及ぼすことが分かります。

 

②鼻詰まり

風邪をひいた際などの一時的な鼻詰まりではなく、アレルギー性鼻炎や扁桃腺肥大などによる慢性的な鼻詰まりのことを指します。

常に鼻がつまっている人は鼻呼吸ができず、知らず知らずのうちに口呼吸をしてしまっています。

口呼吸については①で説明したように歯並びに悪影響を及ぼしますが、矯正治療によって上顎が成長することで、鼻呼吸を促すことができる可能性があります。

アレルギー性鼻炎をお持ちの場合は、原因物質を特定する検査と必要であれば内服薬などを使った治療も並行して行うとよいでしょう。

 

③いびき

寝ているときに呼吸をする際、空気の通り道(気道)が狭くなっているといびきが発生します。

気道が狭くなる理由は様々ありますが、歯並びが悪いと①の口呼吸で紹介した正しい舌の位置に舌が収まりにくくなり、気道を塞いでしまっていたり、気道そのものを圧迫している場合ががあります。

 

④食べるときのクチャクチャ音

歯並びが悪いと、食べ物を噛むときに音が鳴ってしまうことがあります。

「受け口」「出っ歯」「開咬(咬み合わせたときに上下の前歯に隙間ができ、奥歯でしか噛めないこと)」の方に多く見られます。

これは上下の歯がうまく嚙み合わず、食べ物をしっかりと嚙み砕けないことや、舌やお口周りの筋肉が弱く、舌を十分に使ったり、しっかりとお口を閉じて食事をできないことが原因です。

またお口を閉じて食事ができないと、食べこぼしの原因にもなります。

くちゃくちゃと音が鳴っていたり、食べこぼしが酷かったり行儀が悪いなぁ…と感じていても、行儀のせいではなく歯並びやお口周りの筋肉が弱いことが原因かもしれません。

 

⑤爪や唇を噛

爪を噛むと歯や歯茎に強い力が加わります。爪噛みを習慣的にしていると前歯が変形したり、歯が少しずつ動いて歯並びに影響することがあります。

下唇を噛む癖があると、上の前歯が前に倒れ、下の前歯が内側に倒れやすくなるのでいわゆる「出っ歯」に、上唇を噛む癖は、かみ合わせが反対になる「受け口」になることがあります。

また唇を噛むときに顎をずらしたりする不自然な動きは、顎関節にも悪い影響を及ぼします。

 

⑥発音と滑舌

歯並びと発音は深く関係しています。

歯並びが悪いと唇や舌を滑らかにしっかりと動かせないために、発音や滑舌が悪くなる場合があります。

特に「さ行」「た行」「ま行」の発音が難しくなり、聞き取りにくい発音になりがちです。

歯並びが改善すると唇や舌の動き、口の中の空間、息の流れなどが変化し、発音と滑舌が改善される可能性が高いです。

 

⑦頬杖をつく

頭の重さは体重の約10%と言われており、お子さんの体重が30㎏なら、頭の重さは約3㎏です。

頬杖をつくことで頭の重さが下顎にのしかかり、一気に負担をかける事になります。

片方ばかりに頬杖をつくと顔や顎の左右のバランスが偏り、かみ合わせがずれてしまったり、歯列が内側に倒れてしまったり、顎関節症のリスクも高めてしまいます。

 

⑧姿勢が悪い

美しい歯並びには正しい姿勢が欠かせません。

最近はゲームやスマートフォンなどにより猫背になっているお子さんが多く見られます。

姿勢が悪いと呼吸がしにくいために口呼吸になってしまったり、正しい位置に舌を置くことができないため歯並びに影響を与えます。

 

 

当院では歯並びが悪く原因となるお口周りの筋肉の不調和や悪い癖を改善するマイオブレース治療を行っております。

お子様の歯並びやご紹介した症状が気になる…という方はぜひ一度ご相談ください。

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